クワガタ飼育 小ケースの材料とレイアウト
飼育を始めて40日間の試行錯誤、クワガタの導線がわかると飼育人も楽に。
クワガタにとって良い環境を保つためには、その個体サイズ・ケースサイズに見合った材を置いてあげたいと思うのが飼育人の気持ちです。飼育して40日が経ち、いろいろ気づいた上で、最善のレイアウトが完成しました。コスパにもやさしいその内容を記します。ケースは 三晃商会クリーンケースSを使用まず床材としては自然に近いマットタイプが王道だと思いますが、今の時代は相当な種類がありますよね。ここは単刀直入、成虫飼育の場合はなんでもいいと思います。飼育人が使いやすければオッケーです。
僕のお気に入りは、ファームズのスーパーミックス(5L)です。加水が不要で開けたらそのまますぐ使えます。ちなみにこれは幼虫飼育にも使えるものですが、大型狙いのブリードには向いていないと思います。(栄養面の部分で物足りない)
質、色、使い勝手と申し分なく、水分はいい感じに含んでいます。手で握りしめてもべたつかず、さらっとしていてぜんぜん手が汚れない→これ重要です。においも最低限、実際に開けてみないとわからないんですマットのにおいって。
上に置く材
たいていのホームセンターで揃う「エサ皿・転倒防止材・止まり木」の3点を使用。止まり木などは自分で適宜カットしました。始めからちょうどいいサイズってなかなかないですね。こんな感じで始めは自分の中で3点セットと称し、2週間試しました。生体は本土ヒラタ♂とアルキデスヒラタ♂、単独飼育です。
しかし、ここからが問題続出。
ところが、上記の一見完璧に見えるセッティングですが、なかなかうまくいきません。翌朝にはすっちゃかめっちゃかです。こんちゅうさんに散らかすな、気を遣えという訳にもいきませんけど(笑)・KBファームのプロゼリー16g
エサ皿穴にマッチしていないため、顎でゼリーをぶん投げてしまったりします。エサがひっくり返るとさすがに一発で汚れます。
・止まり木
ここに立って、ケースの蓋にある空気穴スリットを顎でかきむしります。顎が折れるんじゃないかってぐらい激しくいつまでもやり続けるんです。音もうるさい。
・転倒防止材
普通に売ってるこの程度の太さだと歩きにくい感じに見えますね。夜の活動時間になるとこの丸太棒が障害物に見えたりするのでしょうかね。これも容赦なく顎でぶん投げたりします。むしろ邪魔?ストレスなのかなって。
・エサ皿
これを置くとですね、活動時間帯以外は十中八九、この下に潜ります。潜っていいのです、習性ですし隠れるところは絶対必要なのです。
けどね、なんか違うんです、こういうエサ皿の下に潜るのって不自然というか...見ていてクワガタ自身、非常におさまりが悪そうで。大きさの問題とかではないですたぶん。
時間をかけてさらに観察、いろんな材やレイアウトを何パターンも試してみたところ...。
シンプルで手間のないこのスタイルに!
改善点結局、床材はお気に入りだったファームズ スーパーミックスもやめ、置き材の3点セットもやめ、もっとシンプルに。実はこれだけで必要な条件をすべて満たしちゃったんだよね。
床材はハスクチップに変更、置き材は止まり木(大)1つだけ。
コツはケースの4分目(7センチぐらい)敷くこと。クワガタの安らかな休眠はなるべく床材に潜らせることなのです。そうすれば日中はまず出てこなくなり、こっちもなんだか安心する。クワガタの心地がよい環境とは日の出~日の入りまで~ひたすら休めることです。
ハスクチップは柔らかく時間が経ってもマットのように硬くならないし、いくら重ねても程よい隙間ができるせいか、クワガタにとって潜りやすい・潜る気になると確信しました。これはマットタイプの床材ではなかなか実現できませんでした。
・止まり木(大)
よく売ってる半月タイプの大きめサイズがあるじゃないですか、その真ん中にゼリー用の自作穴をひとつだけ開ける。ドライバー用の電気ドリルに、ホームセンターで購入したホールソーをジョイント。ゼリーが16gサイズなら直径32mm~35mmを推奨します。僕は35mmで開けました。
穴は貫通させない。貫通させるとクワガタが下からゼリーを突き上げ、ぶん投げてしまう場合が生じますので、その防止の為です。
一番大切なことは、クワガタがどこで転んでも、起き上がれること。それを大きな止まり木1つとハスクチップだけで解決する。
これならケースが増えていっても、
ラクラク度 ★★★★★
コスパ ★★★★★
これがクワガタ家族の「クワガタカプセル」です。
YouTube始めました。
クワガタ家族:YouTube
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